行けるところまでいったるわ！ // 今日は何だかむしむししてますね！！

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2010/06/11 (Fri) 今日は何だかむしむししてますね！！

今日の出来事まで行けないウィリアムスですです！！
良い週末になりますように～！！
ではいってみますか！！

第３回目に突入ですです！！

第3図　川崎

・初回発売日：昭和57年5月5日

今でこそ六郷橋が多摩川の下流、通称六郷川にかかって、首都東京と近代工業都市川崎とを結ぶ重要なパイプラインの役をつとめているが、明治六年の架橋以前、江戸の昔は、たびたびの洪水の災害に懲りて、貞享五年(１６８８)以後は架橋はやめ、ここに渡し場を設け、｢六郷の渡し｣の通称で、東海道を往還する人びとに親しまれてきた。もっとも、ここは江戸へ入る至近距離の要路だから、幕府が自衛手段にこの処置をとったとする見方もある。
東海道の宿駅であると同時に、この川崎には、有名な厄除の大師があったので、大師詣での客で渡し船は賑わい、旅情と行楽気分とを備えた好画題として、この渡し船風景が浮世絵の街道絵では、よく取り扱われる。
本図の美人も、大師詣でに出る町娘と見られる。盛装を凝らした姿に、参詣帰りの春の行楽を期待し、いそいそとした趣きが感じ取られる。紫の曙染めの大振袖に、大胆に散らした小桜のデザインが、春の花見時の気分を誘い、画面をあたたかな雰囲気で包む。バックの風景は、江戸の方から見た川崎宿の渡し場。河心を行く艫も舳も同形の、船体回転の労を省いた実用的な渡し船の形に地方色を漂わせる。対岸のやや大きめな建物は川役所と見られる。乗降の渡船客を調べ、渡船券も売った。遠景に木立が薄い墨のボカシで表され、遠く霞む街道の並木を思わせ、川役所ともども、一種の風物詩を形作る。賛の句は、｢渡し待間を摘にけり春の草｣、三日月連弧柳の作。平明だが、気分はよくとらえている。

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